禁止品と制限品をわかりやすく解説し、手数料や荷物の紛失を防ぐ方法を紹介するガイドです。
著者:George Matthews、マーケティングディレクター
最終更新日:2026年9月25日
日用品のほとんどは問題なく海外に発送できます。発送できないものは3つのグループに分かれます。配送業者が全面的に禁止しているもの(スプレー缶、引火性の液体、単体のリチウム電池、武器)、配送先の国が制限しているもの(医薬品、サプリメント、食品、種子)、そして一部の配送方法しか受け付けないものです。購入前にこの3つをすべて確認すれば、手数料、遅延、荷物の紛失を避けられます。
買いたいもの、送りたいものはもう選びましたね。もしかすると、当社の送料計算ツールで、海外から取り寄せるといくらかかるかも確認済みかもしれません。
どちらも済んでいれば発送の準備は完了です。でも、ここで疑問が浮かびます。「そもそも、この商品を発送しても法律上問題ないの?」
簡単に言えば「大丈夫」です。少なくとも多くの商品については。ただし、そうとは言えない商品もたくさんあります。
税関の法律のページを読み込んで、発送できる商品を表にまとめるのが大変なことは、私たちもよくわかっています。
そこで、しっかり下調べをしている皆さんのために、2026年に海外へ発送できるもの・できないものの決定版リストをお届けします。
- ほとんどの商品は海外に発送できる?
- よくある3種類の「発送不可」とは?
- カテゴリー別:発送できるもの・できないもの
- なぜ当社のルールより、あなたの国のルールのほうが重要なのか?
- 制限品を当社に送るとどうなる?
- 購入前に商品を確認する方法は?
- よくある質問
- 購入手続きの前にリストを確認しよう
ほとんどの商品は海外に発送できる?
はい、ほとんどの場合は発送できます。一般的な品物であれば、税関を通るのにそれほど苦労しません。ここでいう「一般的な品物」とは、割れ物から、さまざまなApple製品、さらにはキッチン用品まで、あらゆるものを指します。
ただし、一部の商品については、輸入や税関の法律によって注文が止められることがあります。国際配送の禁止品には次のようなものがあります。
- スプレー缶と高圧容器
- 引火性の液体(多くの香水やネイル用品を含む)
- 単体のリチウム電池
- 武器とその部品
- 一部のサプリメントや食品
よくある3種類の「発送不可」とは?
商品が断られても、必ずしも行き止まりとは限りません。物理的な性質が理由のもの、あなたの国の国境ルールが理由のもの、そして意外に多いのが、注文時に選んだ配送方法が理由のものです。
どれに当たるかがわかれば、あきらめるべきか、やり方を変えればいいだけかがわかります。
- 配送業者による禁止:世界中の航空会社や配送業者が禁止しています。どんな種類でも発送できません。
- 配送先の国による制限:あなたの国の国境ルールで許可または禁止されます。許可証や必要書類があれば発送できるものもあります。
- 配送方法による制限:ある配送サービスでは受け付けても、別のサービスでは断られます。たいていは配送方法を変えれば解決します。
配送業者が禁止している商品
このルールは航空会社が定めたもので、どの配送業者も例外は認めません。高圧のスプレー缶、引火性の液体、単体のリチウム電池は、いずれも上空で火災の危険があります。そもそも危険物(hazmat)の国際配送ルールがあるのはそのためです。
このグループに入る商品は、どんな種類でも発送できません。別のブランドを買っても解決しません。
配送先の国の制限
これを決めるのは当社ではなく、あなたの国の国境です。医薬品、サプリメント、種子、一部の食品は、ある国では通関できても、別の国では没収されます。
これらの中には、許可証や必要書類がそろえば問題なく発送できるものもあります。ルールを決めているのはあなたの国の政府なので、確認するのもそこです。
配送方法によって制限される商品
多くの人が存在すら知らないカテゴリーですが、たいていは解決できるのがこれです。ある配送サービスでは問題なく送れる商品が、別のサービスでは断られることがあります。
知っておきたい例が2つあります。
1つ目は、荷物の中に2,500ドルを超える商品が1つでもあると、その荷物はDHLでしか発送できないことです。この金額を超えると輸出申告(電子輸出情報、EEI)が必要になるためです。当社でEEIの準備をご希望の場合は、一律40ドルの手数料がかかります。
2つ目は、ECMS / World Directで発送したものは、配達できなかった場合に当社へ戻ってくることはなく、配送業者がその場で処分するということです。
購入前に配送方法を比較して、どのサービスがあなたの商品を受け付けるか確認しましょう。
カテゴリー別:発送できるもの・できないもの
ほとんどの制限は、圧力、引火性、蓄えられたエネルギーという3つの物理的な性質に関係しています。それ以外は、配送先の国が国境を通すかどうかで決まります。
手早く、でもしっかり確認したい方のために、2026年に海外へ発送できるもの・できないものをまとめました。
- 香水・フレグランス:可能(制限あり)。アルコールが含まれているため引火性があります。少量危険物を受け付ける配送方法を選んでください。
- スプレー缶・ヘアスプレー:不可。引火性の噴射剤が入った高圧容器です。ポンプ式やスプレー缶以外のタイプを購入しましょう。
- スプレー式日焼け止め:不可。高圧の噴射剤に関する同じルールが適用されます。ローションやスティックタイプを注文しましょう。
- マニキュア:不可。引火性の液体に分類されます。現地で購入するか、水性のマニキュアを選びましょう。
- お酒:アメリカの倉庫からは不可。カリフォルニアとオレゴンからは発送できません。オーストリアまたは日本の倉庫から、一部の国へ発送できます。
- ビタミン・サプリメント:国によって異なる。保健のルールで持ち込める量が制限されます。未開封のままにして、あなたの国の上限を確認しましょう。
- 処方薬・市販薬:国によって異なる。ほとんどの国で許可証が必要です。処方薬は現地で受け取りましょう。
- 食品・お菓子:国によって異なる。国境で農産物検査が行われます。常温保存でき、工場で密封された商品を送りましょう。
- 単体のリチウム電池:航空便は不可。機器のケースがないと火災の危険があります。機器に内蔵された状態で注文しましょう。
- 内蔵リチウム電池:可能(制限あり)。ワット時の上限内であれば認められます。申告したうえで、受け付ける配送方法を選びましょう。
- 電子たばこ・ベイプ製品:不可。電池、液体、たばこのルールがすべて適用されます。配送先の国で購入しましょう。
- 武器・レプリカ:不可。レプリカも含めて輸出規制の対象です。これには回避策がありません。
- 磁石:可能(制限あり)。強い磁場は航空機の計器に影響します。シールド梱包を使い、内容を申告しましょう。
- 植物・種子:国によって異なる。バイオセキュリティや植物防疫のルールが適用されます。許可証を申請するか、現地で購入しましょう。
- 高価なジュエリー:可能(制限あり)。保険の上限と関税が適用されます。全額を申告し、2,500ドルを超える商品があればDHLのみになると考えておきましょう。
特に3つのカテゴリーは、ほかのすべてを合わせたよりも多くのお客様がつまずいています。
- 香水:問題は香りではなく、アルコールが含まれていることです。
- ベイプ機器:電池、液体、たばこのルールが重なるため、基準を満たすタイプは存在しません。
- 電池:ノートパソコンに内蔵されていれば問題なく送れるセルも、箱の中に単体で入っていると断られます。
全体を把握するには、注文前に当社の禁止品・制限品ガイドをご確認ください。
なぜ当社のルールより、あなたの国のルールのほうが重要なのか?
配送業者のルールは世界中でほぼ共通です。一方、あなたの国の輸入ルールは予告なく変わり、国によって大きく異なるため、こちらのほうが難しいポイントです。
日本がその一例です。
日本向けの発送では、美容・パーソナルケア製品は1種類につき24個までに制限されています。つまり口紅24本は通関できても、30本は通りません。また、当社の日本倉庫からDHLで液体、ジェル、クリーム状の化粧品を送る場合は、製品の成分や危険性を記載した安全データシート(SDS)が必要です。
EUにお酒を注文しようとしていますか?ちょっと待ってください。
EUへのお酒の輸入には、EORI番号(EUが税関で使う識別番号)が必要な場合があります。さらに委任状を求める配送先もあります。
当社の禁止品ページには国を選べる機能があるので、あなたの国を選んで何が適用されるか確認しましょう。公式の情報としては、USPSが配送先ごとのルールをまとめた国別リストを公開しています。
制限品と荷物転送について覚えておきたいことがあります。当社の輸出制限は、一部の国の輸入法よりも厳しくなっています。当社はアメリカの配送規制に従っているため、あなたの国では合法な商品でも、当社側で止められることがあります。
制限品を当社に送るとどうなる?
後から驚かせるよりも、事前に手順をお伝えしておきたいと考えています。
どのように発見するか
荷物は配送業者の制限に照らしてチェックされ、あなたの税関申告も確認されます。さらに、倉庫から出荷される前に、配送業者も独自の検査を行います。
その後どうなるか
制限品が1つあるだけで、発送全体が止まることがあります。当社の規約により、禁止品は没収される場合があり、アカウントが保留になることや、スイート内のほかの荷物が検査されることもあります。
選択肢ごとの費用
商品を販売元に返送するには手数料がかかり、返送できない場合は最終手段として廃棄になります。その間も保管期間はずっと進み続けるため、ここで費用がかさみます。
無料アカウントの保管期間は7日間で、Premium会員はレベルに応じて45日、60日、90日です。延長は最大28日まで、7日単位で購入でき、料金は7ドルに加えて、荷物の保管期限が切れた日数1日につき1ドルです。延長を購入しないと、荷物は放棄されたものとみなされ、廃棄されます。
知っておきたいこと:税関の規則に違反したために返送、遅延、廃棄された荷物は、配送保険の対象外です。
購入前に商品を確認する方法は?
次の3つの確認は5分ほどで終わり、手数料、遅延、税関とのやり取りを防げます。
まず配送業者のルールを確認
最初に、当社の禁止品・制限品リストで商品を調べましょう。全面的に禁止されていれば、その先で何をしても発送できないので、そこでやめて代わりの商品を探しましょう。
配送先の国を確認
国の選択機能やUSPSのリストで、あなたの国を調べましょう。数量の上限や必要書類に注意してください。「OK」なら無制限だと思い込んでいた人がつまずくポイントです。
配送方法を比較
「制限あり」とされている商品は、配送方法で結果が決まります。どのサービスが商品を受け付けるか、配達できなかったときにそれぞれどうなるかを確認しましょう。
それでも不安な場合は、購入前にサポートチームにお問い合わせください。事前に確認すれば数分で済みますが、後から対応すると荷物そのものを失うこともあります。
よくある質問
香水は海外に発送できますか?
はい、制限はあります。香水はアルコールが含まれているため引火性の液体とみなされ、数量の上限や配送方法の制限があります。まったく受け付けない配送サービスもあれば、少量なら受け付けるサービスもあります。注文前にどのサービスが香水を受け付けるかを確認し、配送業者によっては液体化粧品に安全データシートなどの書類が必要になることも想定しておきましょう。
ビタミン剤を海外に発送できますか?
国によって異なります。配送業者がサプリメントに異議を唱えることはめったにありませんが、配送先の保健当局が数量を制限したり、元のパッケージで未開封のままであることを求めたりすることがよくあります。一部のサプリメントを医薬品として扱う国もあります。まとめ買いをする前にあなたの国の上限を確認し、税関が中身をはっきり確認できるよう、すべてのボトルを元のパッケージのまま未開封にしておきましょう。
リチウム電池入りのノートパソコンを発送できますか?
はい。機器に内蔵された電池はワット時の上限内で発送できますが、単体のセルや予備のモバイルバッテリーは航空機では断られます。電池を海外に発送するときは、機器に内蔵された状態で注文し、正確に申告しましょう。ノートパソコンに内蔵されていれば問題なく送れるセルも、箱の中に単体で入っていると断られます。
アメリカから食品を発送できますか?
場合によります。工場で密封された常温保存できる商品は可能性が高く、生鮮食品はほぼ不可能です。最終的な判断はあなたの国の国境での農産物検査で決まり、食品の荷物を数週間止める国もあります。まず配送先の食品ルールを確認し、生鮮品や手作りのもの、ラベルのないものではなく、包装されたお菓子や保存食品を選びましょう。
なぜ倉庫で荷物が断られたのですか?
中身が配送業者の禁止事項か輸出制限に当たった可能性がほぼ確実です。Shipitoはアメリカの配送規制に従っているため、あなたの国では合法な商品でも、当社側で止められることがあります。アカウントで具体的な理由を確認し、早めに対応してください。どうするか考えている間も、保管期間は進み続けます。
スプレー缶は海外に発送できますか?
いいえ。スプレー缶は圧力と引火性の噴射剤を組み合わせたもので、航空会社が全面的に禁止しています。ヘアスプレー、スプレー式デオドラント、スプレー式日焼け止めも含まれます。代わりにポンプスプレー、ロールオン、ローション、スティックタイプを購入しましょう。これらは問題なく発送できます。安全に空輸できるスプレー缶はないので、別のブランドを選んでも解決しません。
購入手続きの前にリストを確認しよう
注文した商品を自宅に、あるいはこの記事を読んでいるECブランドの方ならお客様の元に確実に届けたいなら、発送できるもの・できないものを知っておくことが大切です。在庫を海外に発送する事業者の方は、Shipito for Businessの詳細もご覧ください。
カートに入れるようなもののほとんどは、ほぼ問題なく発送できます。ただし、スムーズに通関できる商品がある一方で、通らない商品も必ずいくつかあることを覚えておきましょう。
安心して注文(または発送)する準備はできましたか?